24年ぶりに個展を開催します
山本のみの個展を11月6日に都内で開催します。
3年前に神奈川県民ホールの「C×C」で武満徹と組み合わせた半個展みたいなものを企画していただいたことはありますが、山本作品のみによるプログラムの個展は、アンサンブル・ダームという団体で2000年に開催していただいて以来です。
数年に一度おきくらいに開催する同世代の作曲家もいるし、比べるのもおこがましいですがかつて松平頼暁氏は毎年テーマを変えて開催されていました。私自身は個展を開催する頻度がかなり少ないと思います。理由は、音楽クラコ座やclaviareaなど他の公演を企画することが多く、自分の個展をする余力がないのです。
でもそれじゃあいかんと思って、意を決して開催する事にしました。
とりあえず、概要は以下の通りです。
(山本裕之個展、タイトル未定)
2024年11月6日(水)19:00開演
杉並公会堂・小ホール
プログラム:6曲程度+α
出演:丁仁愛(flute)、岩瀬龍太(clarunet)、中川日出鷹(bassoon)、山田岳(guitar)、高野麗音(harp)、迫田圭(violin,viola)、北嶋愛季(cello)
豪華な演奏者は決まってますが、2〜3曲未だ存在しない曲がありますので、プログラムの公表は結構後になります。そして本公演の特徴は、一曲もピアノを使っていないことです。
実は、ある程度過去曲を集めて新曲を一曲くらい足せばいいかと安易に考えてました。ところがあとから作品リストを見ると、ピアノを使ってない適当な曲があまりないので、今回は新曲2曲、旧曲の書き直し1曲が入る事になりました。考えてみたらここ10年あまり、ピアノの音を歪ませることばかり考えてきたので、当然といえば当然ですね。
そういうわけで今年は秋まで結構修羅場が続きます。