[境界概念]作品について②《葉理》
11月6日の個展「境界概念」のテーマは「四分音衝突」です(CD『輪郭主義』と基本的に同じです)。10数年しつこくやって来たことですが、とにかく4分音が衝突したときに歪んだ音が個人的には心地よくやみつきになります(本人比)。
ただし、今回の個展では「ピアノを用いない」という制約を付けたため、実は企画してからプログラムに組める曲が意外に少ないことに気がつき慌てました。そんなわけで、というわけでもないのですが、この日はソロ曲を2曲乗せています。そのひとつ、2018年に山田岳さんのために書いたギターソロのための《葉理》では、6本の弦のうち3本を四分音調律にし、部分的に四分音衝突が使われてます。
この日に演奏されるものの中で、唯一CD化されています。
さらに楽譜も出版されてますので、ご興味のある方はぜひお求めください。
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