《木管三重奏曲》が再演されます(スライドホイッスル)

Woodwind Trio, for an irregular instrumentation (flute, clarinet and slide whistle), written in 2009, will be performed in Tokyo on 16 March 2024.

フルート、クラリネット、スライドホイッスルという微妙に変な編成なので二度と日の目は見ないだろうと思っていた《木管三重奏曲》(2009)が、川島素晴さんの企画で再演されるそうです。

なるほど、スライドホイッスルをテーマにした演奏会です。川島さんのここ数年のリサイタルでは「自作陶器」とか「百均グッズ」とか、意図的に通常の「楽器」を避けたテーマが組まれています。それによって、その「楽器」特有の制約や特質が促す書法とか表現などが、いつもとは180度違う方向から導き出されるのではないか、そんな期待をしてしまいます。

《木管三重奏曲》については初演動画(アンサンブル・フェニックス・バーゼルのメンバー)がありますので、是非ご覧ください。
この頃はピッチをとにかくねじ曲げることに興味があって、それが容易なスライドホイッスルと、そのように作られていない他の2本との軋轢を束にしてみた、そんな曲です。

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