スーパーウィンズで《見事な逆V字》が再演されます
《見事な逆V字》は私にとってほぼ初めて書いた吹奏楽作品で、2006年に北海道教育大学函館校の委嘱によって作曲したものです。その後2,3度再演されていますが、久しぶりに今年の恒例のスーパーウィンズ(北海...
《見事な逆V字》は私にとってほぼ初めて書いた吹奏楽作品で、2006年に北海道教育大学函館校の委嘱によって作曲したものです。その後2,3度再演されていますが、久しぶりに今年の恒例のスーパーウィンズ(北海...
7曲目のコメントは、本公演で最も大きい七人編成、《シュリーレン聴取法》です。 《水平線を拡大する》が四分音を横の方向に流れる「線」にぶつける曲とすると、この曲は縦の方向に四分音が積まれます。《水平線〜...
この公演のサブタイトルである『境界概念』、ある意味、この曲から始まっているともいえます。 名古屋の現代アンサンブル「音楽クラコ座」の公演のために書かれた曲で、2021年に初演されています。詳しくはその...
「境界概念」では改訂初演を除いた純粋な新曲(って言い方も変ですが)が2曲あります。四分音を横の方向に流れる「線」にぶつけるか、縦である「和音」にぶつけるかの趣旨の違いを明確にしてあります。《水平線を拡...
今年の4月に北嶋愛季さんによって初演されたチェロ独奏曲で、タイトルは「しきいの踊り」という意味です。「しきい」というのは「閾」あるいは「敷居」のこと、つまり「境」を意味しますので、今回の個展のテーマに...
なんともおおらかな雰囲気が漂うタイトルですが、4分音とややこしい単位のリズムが入り乱れる速い曲なので、演奏者はおそらく必死です。 今回演奏されるのは、元々クラリネットとユーフォニアムの作品をヴィオラと...
11月6日の個展「境界概念」のテーマは「四分音衝突」です(CD『輪郭主義』と基本的に同じです)。10数年しつこくやって来たことですが、とにかく4分音が衝突したときに歪んだ音が個人的には心地よくやみつき...
11月6日の個展に向けて、演奏・上演される作品について書いていこうと思います。 先日の8月7日、加藤和也さんによって広島で再演された《讃歌》(2022)はアルトサックスとサウンドトラックのための作品で...