『輪郭主義』が「レコード芸術」準特選、など

New CD “Contour-ism” has been highly praised by the critical magazine “The Record Geijutsu”. (and other reviews)

リリースしたCD「輪郭主義」がリリースされて2週間ほど経ち、この間出版物やウェブ上などでレビューなどしていただいています。

コジマ録音のサイトには「レコード芸術準特選盤」「読売新聞サウンズBOX 推薦盤」と書かれています。

まずは紙媒体から:

「レコード芸術6月号」では、長木誠司、白石美雪の両氏による批評、またこういう雑誌ですから常盤清氏による録音評が掲載されています。ここでは「準特選」に選んでいただきました。白石氏は「どの曲も安穏とする瞬間はない」と、なるほど。長木氏の最後の一言、「さて、この先作曲者はどこに向かう?」はちょっと怖いですね。

評者不明の「読売新聞2019年5月16日夕刊『サウンズBOXクラシック』」では「歪んだ響きに不思議な魅力がある」と書かれています。はい、この現象は私も不思議です(笑)。

「MOSTLY CLASSIC 7月号」ではここでも長木氏が書かれています。もちろん内容が「『レコ芸』と違う」ということはありません。変な言い方ですが、こちらはコンパクトなので「レコ芸」のアブストラクトみたいにまとめられています(最後の一言はありません)。

ご存知「ぶらあぼ6月号」では藤原聡氏によって「これを聴くと相当たまげる」と嬉しい表現で評していただいています。

次にウェブ媒体から:

「メルキュール・デザール」では「注目の一枚」として丘山万里子が長い批評を書いてくださっています。字数制限の縛りがゆるいのがウェブマガジンの特徴なので、良いことも悪いことも遠慮なく書かれ、特に悪いことについては「なぜそうなのか?」もはっきり記されているのが嬉しいところです。また全8曲の個別評もここでは読めます。

かつての「音楽芸術」が事実上の廃刊となり、いまや日本ではお客さんに直接聞く以外、SNSをサーチすることぐらいでしかコンサートの反応が得られなくなってしまっていますが、CDの場合は現代音楽であってもきちんと批評が得られる状況にまだあることが分かり、いくらか安堵しております。

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