音楽クラコ座vol.7『ヨーロッパの東端で』
“Musica QuLacoza” which I am co-director features “Turkish contemporary music” in Nagoya on February 28.
名古屋の現代アンサンブル「音楽クラコ座」に共同ディレクターとして関わって5年になります。200万都市なのに現代音楽アンサンブルがないというのも如何なものかと、作曲家の小櫻秀樹さん等とはじめ、いまは6人編成のアンサンブルとなりました。その間、自主公演で6回、ジェルヴァソーニや、ニュージーランドやカタルーニャなど結構ニッチな企画を行ってきました。
今年は音楽クラコ座『トルコプロジェクト2018」と銘打ち、来る2月23日に千種のHITOMIホールでトルコの現代作曲家6作品を集めた公演を開催します。公式サイトやfacebookでご案内していますので、ぜひご来場ください。
実はトルコの作曲家は「ヨーロッパの作曲家」というカテゴリーに充分入るにもかかわらず、たとえば北欧や東欧の作曲家などが日本に知られてもボスポラス海峡までは興味が持たれず、これまで彼らの音楽はほぼ日本に紹介されて来ませんでした。したがって、本格的にトルコの現代音楽が特集されるのは、おそらく本邦ではこの公演が初めてかと思います。これを機に、エキゾチズムではない「ヨーロッパとしてのトルコ」の音楽に是非触れて戴きたいと思います。