《延ばされた円舞者》のバス・クラリネット版初演(フライブルク)
Extended Waltzer for bass clarinet (revised from version of alto saxophone) will be performed by Shizuyo Oka at the concert of ensemble recherche (Freiburg), on 15th May, 2019.
2017年に書いたアルト・サクソフォーンのための《延ばされた円舞者》が幸いなことに都度都度演奏される機会に恵まれています。この曲のことをクラリネット奏者でフライブルクにお住まいの岡静代さんにお話ししたことがあり、「それならバスクラリネットに書き換えられるのでは」と提案して戴いたのが去年の1月。その後たまたまドイツにて他のコンサートがありフライブルクに寄ることができたので、サックスの重音やフラジオレットなど固有の奏法をどのようにバスクラに移行することができるかを打ち合わせし、完成した楽譜を岡さんにお渡ししてありました。
その「改訂初演」が幸運にも意外に早く、岡さんが所属するアンサンブル・ルシェルシュの定期公演にて5月15日に行われることになりました。もちろん演奏は岡静代さんです。
サイトを見ると、この日は元々中国人作曲家の特集が予定されていたものの中止になったようで、その代わりに組まれたプログラムのようなのですが、「Imaginäre Tänze」(空想のダンス)がタイトルになっているということはおそらく「舞曲」がテーマになっているのだと思います。コンテンポラリーで「舞曲」がそんなに揃うのかとちょっと驚きです(数年前に私がある公演で「日本の舞曲」を企画した時には曲探しに苦労したので)。この日は私も渡独して立ち会う予定です。
5月15日 20:00
フライブルク、アンサンブルハウス
Gravgaard Madsen: Suite
Mawhinney: The Zeddy Dance
Schöllhorn plus blanche (Uraufführung der revidierten Version)
Yamamoto: Extended Waltzer (Uraufführung der revidierten Version)
Odeh: Tamimi Barkal
Pagh-Paan: Imaginärer Tanz einer Dichterin