「輪郭主義」レコーディング

出版・録音|publish and recording

Recording of the “Contour-ism” series consisting of all eight pieces scheduled to be released from ALM Records next spring was held.

先日、「輪郭主義」のレコーディングを行いました。来春CDとしてALM Recordsから発売される予定です。

ポートレイトCDは2枚目ですが、実は全曲新録音というのは初めてで、それだけに演奏者、技術者、調律師など様々な方々をいっぺんに巻き込む企てとなっています(大変恐縮です)。

「輪郭主義」のシリーズは全8曲あり、すべてがピアノと何かの楽器という「デュオ」の形態となります。編成がトリオである場合も、ピアノと二つの楽器とのデュオという考え方です。そして通常調律のピアノ以外は基本的に4分音を演奏し、その音をピアノにぶつけていくという手法で書かれています。

演奏者は、以下の方々です(敬称略)。

ピアノ:藤田朗子、及川夕美、中村和枝、内本久美
フルート:ジョバンニ・マレッジーニ多久潤一朗
トロンボーン:村田厚生
テューバ:橋本晋哉
クラリネット:原田綾子
バス・クラリネット:鈴木生子
ヴァイオリン:佐藤まどか
チェロ:松本卓以
ヴィブラフォン:加藤訓子

写真の2枚目に、ピアノの中村さんが一人で弾いているものがあります。これは共演者が遅刻しているとか隠れているわけではありません。実はこの曲だけ、事前録音し4分音下げたヴィブラフォンとのデュオという編成なので、舞台上は一人しかいないというわけです。ヴィブラフォンのパートは初演時に既に作ってあったので、加藤訓子さんは今回は来られてなく、バーチャル的に参加されています。なおこのお二人は面識がありません。

収録曲は以下の通りです。

輪郭主義I(tuba, p)
輪郭主義II(pre-rec.vib, p)
輪郭主義・ミニ(vn, p)
輪郭主義III(tb, p)
輪郭主義IV(fl, vn, p)
輪郭主義V(fl, p)
輪郭主義VI(vn, vc, p)
輪郭主義VII(cl, b-cl, p)

最後の《輪郭主義VII》はこのCDのための書き下ろしです。

レコーディング会場は三鷹市民芸術センター「風のホール」。通常のコンサートホールですが、響きがよく奏者も弾きやすかったとのこと。4分音をぶつける作風はある程度の残響がある方が効果的なので、レコーディングには最適でした。

今後は編集やバランス調整、そしてブックレット制作等の作業となります。