ユーフォニアムの編曲作品2曲

9月23日に東京でユーフォニアムのコンサートがあります。渡部謙一と齋藤充両氏と、若い奏者たちの一夜です。ここでオリジナルではなく編曲作品ですが、バッハ《無伴奏チェロ組曲第5番》とパガニーニ〈24のカプリス〉より第17番を演奏していただきます。どちらも再演になります。

《無伴奏チェロ組曲第5番》はかつてユーフォニアムとチューバ、通称「バリチュー」の編成である「如月四重奏団」のために編曲したものですが、ユーフォとチューバそれぞれ一本ずつにミュートをかぶせます。そうすると各楽器が少しずつ違う音色を獲得できます。しかし今回はミュートを用いずに、ユーフォニアム四重奏で演奏するとのことです。均質化された音色でどのように聞こえるのか楽しみです。

〈24のカプリス〉の第17番は、小寺香奈さんとの共同研究で生まれた拡張奏法を用いた編曲です。渡部さんは以前にも演奏したことがあり、レパートリー化されているのかもしれません。


Ensemble Eudephi 2018
2018年9月23日(日)19:00
スペースDO(新大久保)

【出演】渡部謙一、齋藤充、武藤卓、濱岡雪乃、佐藤悠光、宮島 優哉、美濃部夏美、神山剛央

【プログラム】
グリンカ/二橋潤一:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
パガニーニ/山本裕之:「24のカプリース」より、第17番
バッハ/山本裕之:「無伴奏チェロ組曲第5番」
バッハ/二橋潤一:「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番」より、プレリュード、ガヴォット
モンテヴェルディ/田村文生:ソナタ「聖母マリアよ,我らのために祈りたまえ」
田村文生:「存在の恐怖3」

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