《斜交葉理》の東京初演—土橋庸人+山田岳 Hyper Duet
Cross Lamina for two guitars, recently premiered in Nagoya, will be slightly revised and re-performed in Tokyo on 19th August.
先日名古屋で初演されたギター2本のための《斜交葉理》ですが、装いを新たに東京で初演されます。「装いを新たに」とはなんぞやですが、先日の初演でちょっと奏法の当てはめ方がうまく行かなかったところがあったので、なんのことはない、そのあたりをあらためた、ということです。
しかし私の場合「音やリズムがちょっと間違ってたから修正する」というのはよくありますが、奏法を修正する、という事は滅多にありません。これがある時はだいたい拡張奏法の場合です。前回の記事でも書きましたが、自分の曲にしては珍しく拡張奏法が重要な要素となっているので、こういうことが起こるのです。いや、起きちゃいかん。奏者のお二人にはご迷惑をおかけしますが、山田岳さんからは「むしろ鳴りやすくなった」とお褒めの言葉もいただきましたので良しとします。
土橋庸人+山田岳「HYPER DUET」
2022年8月19日(金)
19時開演(18時30分開場)
一般3000円 学生2000円
マリーコンツェルト
〒173-0016 東京都板橋区中板橋18-11
東武東上線中板橋駅北口より徒歩3分
【プログラム】
山本裕之
川島素晴
西風満紀子
シモン・ステーン=アナーセン
ダニエル・ブランデス
上記各氏の作品
そしてマリーコンツェルトという場所を私は知らなかったのですが、中板橋に新しくできたスペースだそうで、どんな響きがするのかお二人も未経験だそうです。先日の名古屋のスペースがギター専門店の器ということもあり結構良かったのですが、天井高6m、コンクリート打ちっぱなしの写真を見ると明らかに違う音楽になりそうで楽しみです(私は残念ながら立ち会えなさそうなのですが)。
今回は東京(プチ改訂)初演です。どうぞお楽しみに。